本文へ移動
私たちは身近なかかりつけ医として、地域の皆様の
健康なからだづくりのサポートをいたします。
私たちは身近なかかりつけ医として、地域の皆様の
健康なからだづくりのサポートをいたします。
就任のあいさつ 副院長 大河原 浩
2021-10-08
 今後、高齢化社会が進む本県では、脳血管障害後遺症、認知症、心臓や肺の働きが低下した慢性疾患、癌終末期の患者様などが益々増えていくことと思われます。それら患者様は定期的な医療が必要にもかかわらず通院が困難となり、充分な医療を受けることができないことが多いと思われます。それら患者様へ医療を提供するために、在宅診療へのニーズが増加すると思われます。最近では、独居や老老介護、核家族化増加もまた、在宅患者様へのサポート体制がうまくいかない原因になっていると感じます。
 私はこれまで大学病院に勤務しながら、この地域の在宅診療にも長い間携わってまいりました。大学病院では、癌患者様に対する新しい抗癌剤治療や移植治療などの最新治療を経験してきました。しかしながら、最新治療をもってしても、癌の末期状態となった患者様、治療後に寝たきりとになり社会復帰できない患者様が多いのも現状があると感じていました。また、終末期の癌患者様や難治性の慢性疾患の患者様は、長期間入院のため、体のつらさだけでなく、大きな精神的な負担を感じていると思ってきました。最近では、コロナ禍のため、ご家族と充分な面会ができず、寂しい思いをしている入院患者様がたくさんいるとも感じています。私たちは終末期の患者様が残された時間をご家族ともに自分らしく、有意義に、自宅で穏やかに過ごすことができるような手助けをしたいと考えています。看護師さんやケアマネージャーさん、理学療法士さんなどの他職種同士の連携の充実を目指しながら、患者様が住み慣れた自宅や施設で充実した療養生活を送るれるように尽力していきたいと考えています。

遠藤内科医院 副院長 大河原 浩
TOPへ戻る