別名は「星の瞳」なんだけど・・・
2022-04-02
厳しい冬が過ぎ、なんとなく空気が柔らかく日差しも暖かく感じる頃、野原に草花が一面に芽を出し、大地が緑に染まり始めます。
そうした時期に最初に咲く花が「オオイヌノフグリ」という花で、原っぱ一面に広がる小さな青い花が宝石を散りばめたかのようです。
この「フグリ」とは陰嚢のこと。可憐な花が何でこんな名前なんだと、名前を付けた人を叱りつけたくなります。
自分としては「春待ち草」とか「思春草」などと呼びたい花です。
でも、小さな青い瞳にも見えるため、「星の瞳」という別名もあると聞いて、少しは癇癪も治りました。
確かに、夜空の満天の星が大地に舞い降りたような美しさです。
(髙野 俊夫)
